Sustainable Medicines Insight Network (SMINet)
International Sustainable Med‑Pharma Network(i‑SMP Network)とは
i‑SMP Networkは、医療・薬剤分野における持続可能な開発・調査研究・知識の共有・国際対話なども目的とするグローバルネットワークです。
急速な医療技術の進化とともに、社会・環境・経済への影響が複雑化する現代において、医療と製薬の分野にも持続可能性という視点が強く求められています。i‑SMP Networkは、地域を越え、立場を超えた多様なステークホルダー(研究者、政策立案者、医療者、市民、企業など)が知見を持ち寄り、対話を通じてよりよい未来の医療を共に考える場を提供します。
ミッション(使命)
医療・薬剤の持続可能な発展を実現するために、知識の集積、国際的な協働、そして多様な視点をつなぐ対話のハブとなる。
ビジョン(めざす姿)
地域・分野・世代を超えて、誰もが安心して医療にアクセスできる社会を実現し、その中で環境・経済・倫理的にもバランスの取れた医療・薬剤のあり方を提示すること。
バリュー(私たちが大切にする価値観)
1. Sustainability(持続可能性)
環境、社会、経済の三側面から持続可能な医療・薬剤の開発と利用を追求します。
2. Transparency(透明性)
利益相反や制度バイアスを可視化し、公正で開かれた知の流通を重視します。
3. Inclusiveness(包摂性)
専門家だけでなく、患者・市民・多様な立場の声を尊重します。
4. Collaboration(協働)
国境・分野を越えた連携により、イノベーションと理解を生み出します。
5. Evidence & Dialogue(根拠と対話)
エビデンスに基づいた議論と、文化的・社会的背景への配慮を両立します。
グローバル展開と連携
i‑SMP Networkは、以下のような形で国際的な展開と協働を進めています:
• 国際機関との連携: SDGs関係機関などとの連携を模索
• 地域別ハブ: Asia-Pacific Hub、Europe Hub などの地域ごとの課題に対応。
• 分野別グループ: 高額薬剤、公的医療財源、生物学的製剤、患者中心アプローチなど、テーマ別の研究・共有活動を実施。
• オンライン/対面フォーラム: 年次カンファレンス、ウェビナー、専門家会合などを定期開催。
• 知識アーカイブ: 政策資料、研究成果、実践事例などを多言語で蓄積・公開予定。
活動内容の一例
• 医療・薬剤に関する国際的な調査研究
• 高額薬剤と公的医療財政の持続性分析
• 環境負荷と医薬品流通の関係性の研究
• 各国の患者負担・制度比較とベストプラクティスの共有
• 論点ごとのワーキンググループの設置と提言活動
参加・協力の呼びかけ
i‑SMP Networkでは、以下のような多様な方々の参画を歓迎します:
• 医療・製薬分野の研究者や実務家
• 公衆衛生や社会保障制度に関心のある政策関係者
• サステナビリティや環境問題に取り組む団体
• 患者・市民・医療現場の声を届けたい方々
• 国際連携・比較研究を志す学生や若手研究者
最後に
医療と薬剤の未来は、私たち一人ひとりの選択と連帯にかかっています。
i‑SMP Networkは、分野や立場を超えて協働しながら、持続可能な社会にふさわしい医療・薬のあり方を、共に模索し、提案していきます。